【ウェイト版タロットの考察】0番 愚者 FOOL
こんにちわ〜かなです!このブログ、カテゴリを整理してみたら、占星術の話題の方が多かった。。。これはタロットが拗ねちゃいそう。。。
ってことで急遽「ウェイト版タロットの考察」シリーズを始めます!78枚。。。がんばれ!(汗)
まずは0番「愚者(ぐしゃ)」じゃな!英語だとFOOL(フール)という。
0番 愚者 FOOL
昔は「番号がなかった」という愚者のカードは、トランプでいうところの「ジョーカー」みたいな存在です。
「どこにも属さない」
「何者でもない」
ことから「自由」「型にはまらない」というキーワードがぴったりきます。
デザイン
- 人物が左を向いている
- 白い犬がついてきている
- 白いばらを手にしている
- 服がボロボロ
- 羽のついた帽子
- ワンド(コン棒)と荷物
- 白い太陽
タロットの世界では左側は「過去」とか「精神世界」を意味するとのことですが、彼がみてるのは。。。
過去っぽくないなーwってことできっと現実よりは夢を見てたい夢想家でしょう!
白い犬については「彼に警告している」「彼を励ましている」「そもそも彼は犬がついてきていることに気がついていない」などなどいろんな意見があるようです。
私のイメージだと「もののけ姫」の白い犬!
間違った方向に行ったらガブッと噛み付いてきそうですw
でもそれって見守ってくれているってことで。。。若者が無防備でいられるのもきっと信頼の証ですね。
白いばらは「純粋」「相思相愛」「私はあなたにふさわしい」だそうです。
服がボロボロで、でも帽子に羽飾りがついていて、ボロい服でも色柄が割と華やか。。となると「元は結構いい服だったんじゃ」と思います。
元々いいとこの世間知らずの坊ちゃんが何も持たずに冒険の旅に出た感じ。
無謀でいられるのも、社会の厳しさを知らないが故。。。
でも自分を縛る思い込みもないから遠くまで行けるんでしょう!
ワンドを持っているので「情熱」と「生命」に満ち溢れているわけです。
「白い太陽」を「透明」として「透明だから純粋!」と書いておられる方がいて、色々な発想があるなーと思いました。
「太陽=自分自身、人生の目的」って占星術的に考えると、太陽の方向向いてないので
「目的意識なく旅に出た愚か者」
なのかもしれないし、
「自分探しの旅に出た若者」
かもしれません。。。
わたくしごとですが「自分占い」でよく引くカードの一つが実は「愚者」
カードの解釈が刺さるわ、ブーメランのようにw
しかし真面目な話すると「太陽の方向向かって歩く」って眩しくてできないですしね。
自分自身ってのも自分には一番「見えない」ものですし。
人生の目的もきっと「自分が歩いてきた後ろ」に見えるもの。
「自分自身」は、おそらく背後を暖かく照らす太陽のように、意識しなくても輝いていて、いつもそこにあるもの。
ってことで、ベストバディの白い犬だけをお共に、まだ見ぬ自分自身への希望と信頼を胸に秘め、未知の旅に出てオッケー!ってなカードだと思ってます。
基本の意味
自由、型にはまらない、冒険、挑戦、純粋無垢
対応する天体
ここは諸説あって「冥王星」という人もいるらしいのですが、私は天王星のイメージ。
「風の最上級」という意味もあるそうです。
他の意味
アーサー・エドワード・ウェイトのタロット図解における解説では「夢想・愚行・極端・熱狂」を意味するとされる。wikiぺディア
ウェイト先生の、単語のチョイスがやや厳しめに感じる。。。(笑)
でもほら「天才」っていう意味もあるんですって。
天才って世間一般的な見方から外れている、あるいは物事をナナメに見てるってこと。
この辺りの解釈は、リーディングの背景と一緒に出るカードによりますね。
恋愛のシーンで
恋愛占いとかでこのカード出たら、思いが純粋で、だけど縛られない、型にははまらないってことだとすると、シチュエーションによりけり、ですよね。
まだ二人とも楽しく、今を過ごしていたいなら、とにかくワクワクするおつきあいになるだろうから、倦怠感とかなさそうでいいし。
そろそろ子どもを持ちたいから結婚を。。って考えてる人にとっては、貯金はたまらなさそうだし、全く計画が立たなさそうでイライラしそうだし。
仕事の場面なら?
仕事で悩んでいる人のリーディングのアドバイスで、このカードを見たら「まずはマニュアル通りにやってみる」「他の人の助言を仰ぐ」「計画性を持って動く」
になるかもしれないし。。。
「思い切って飛び込んでみる」「純粋な気持ちで営業する」「自分を信頼して状況に委ねる」かもしれない。
これまた相談を受けた方の状況と、他のカードで変わるものですよね。
人生の転機の場合
これも「行き先も決めず現地調達の自由な旅!」かもしれないし「予算が足りず計画倒れ」かもしれないw
でも無目的で正社員の仕事辞めて、カナダにワーホリに行った自分からすると、そんな転機でこのカード出たら「行け行け!どんどん!」っていうだろうな。
だって何が起きるかわからない旅って人生みたいで面白いし!
とはいえ数年間は必死で貯金したし、英会話教室にも通ってたから「無計画」ではなかったですよ♪
まとめ
諸説あるけど基本的に物事が始まる、その前の段階を意味する「愚者」のカード。
スタートラインにも立ってないからこそ、縛られない、無限の可能性。
形のないもの、無色透明なもの。
なんでもないもの、何にでもなれるもの。
無限の可能性と聞いて、ワクワクするか。
あるいは、恐れ戸惑うか。
その時のあなたの「気持ち」がリーディングにおいての愚者の意味するところかも?